私たちの出すごみについて学ぼう!!

東京多摩地域のごみの現状

東京・多摩地域は、ごみ減量意識が全国でもトップクラスで高いです。
なぜでしょうか?
一部を除き、多摩地域からでるごみは、山間部(西多摩郡日の出町)に処分場をつくって処分しています。
山間部は場所に限りがあります。際限なく埋め立てていた結果、多摩地域(一部除く)の最終処分場であった西多摩郡日の出町にある谷戸沢処分場は昭和59年から14年間でいっぱいになりました。
何とかお願いして、同じ日の出町にある二ツ塚を最終処分場として使わせてもらえることになりました。しかし、次の処分場候補地はもうありません。
何としても、出るごみ量を減らさなくては、多摩地域からでるごみの行き場がなくなってしまいます。処分場に持ち込める量に制限を設けて、超過した場合は多額の追徴金を払わなければいけなくなりました。このような背景があり、多摩地域は全国的に見ても、ごみ問題への取り組みが非常に活発な地域となりました。
そこで2000年、日野市では、他の多摩地域に競うようにごみ改革を進めていきました。
ごみ改革の結果、日野市の1人当たりのごみ量の少なさは2012年度には全国で3位に、2018年度には2位になりました。(全国の人口10万人以上50万人未満の自治体比)

年度199920002001200220032004200520062007200820092010
1人1日当たりごみ排出量(g)1,100.81,049.0890.0900.4894.3854.3857.0848.4818.6802.9755.4733.6
1999年度比(%)-4.7-19.1-18.2-18.8-22.4-22.1-22.9-25.6-27.1-31.4-33.4
全国での順位6765867
年度201120122013201420152016201720182019202020212022
1人1日当たりごみ排出量(g)717.3704.8683.1681.5673.9661.1648.2639.5
1999年度比(%)-34.8-36.0-37.9-38.1-38.8-39.9-41.1-41.9
全国での順位43333332

出典:環境省『一般廃棄物の排出及び処理状況等について』より作成。2003年までは順位の発表なし。2018年度まで発表。

なぜ、まだごみを減らさなければいけないのか?

二ツ塚最終処分場では、各自治体の努力と、ある対策で処分場の延命化に成功しています。
ある対策というのは、焼却灰をセメントとして再利用(エコセメント)するという対策です。

そのおかげで、現在日野市から搬入されるは埋め立てごみはゼロになりました。喜ばしいことですが、手放しでは喜べないのも現状なのです。

実はこのエコセメント、セメントの材料にするため、焼却灰に残るダイオキシンなどの有害物質を取り除くために高温で熱します。その過程でたくさんのCO2を排出しているのです。可燃ごみから灰になる過程でもたくさんのCO2を出します。環境に多大な負荷がかかっています。

また、コスト面はどうでしょうか?

埋め立てをしないですむように、焼却灰はエコセメント化することを決めたのですが、売値よりも実際にはコストがかかっています。そのコストは私たちの血税から賄われているのです。
ごみの埋め立てをゼロにすることが優先事項なので、コストがかかってもこの対策を取らざるを得ないのが現状なのです。

焼却されるごみ量を減らせば、CO2も無駄なコストも減らせるのです。

なぜ私たちが「生ごみ」にこだわるのでしょうか?



 

あなたは可燃ごみにどんなものを入れて捨てますか?
鼻かみなどのティッシュ、汚れたプラスチック、生ごみ…。 自分が普段可燃ごみに捨ているものをイメージしてください。大半は生ごみであることが多くはないですか? 
そう、可燃ごみの約半量は生ごみであるといわれています。
何の疑いもなく生ごみを可燃ごみに捨てているのです。

ひと昔前まで、生ごみは畑や庭に埋めるのが当たり前でした。 何も迷わずリサイクルしていたのです。 高度経済成長とともに、住宅事情も変化し、生ごみは燃やすものへと変っていきました。

生ごみを燃やさずに処理できたら、可燃ごみをおおよそ半量に減らすことができるのです。 CO2の発生量も単純計算で半量処理コストも減。 ビン・缶・ペットボトルはリサイクルしますよね。 それと同じで、生ごみもリサイクルできるということを知っておくだけでも、災害時などに、ごみの収集が滞ったとしても、役に立ちます。 災害への備えにもなるんですね。

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